ユリテラシーと現代

当ブログでは百合・GLについての考察や、個人的にいいな、と思った作品を紹介できればなと思います。

女性同士の友情や絆 百合とシロマンスについて

どうも!ユリテラと申します。

当ブログではちょくちょくシロマンスについて触れていたのですが、

 

「そもそもシロマンスって何?」

 

と思われる方もいらっしゃるのではないかと思いまして、今回の記事は百合文化に言語化されていないだけで深く根付いていると考えられる、

 

 

シロマンスについて詳しく語っていこうかなと思います!

 

 

 

元々BL(ボーイズラブ)の中にブロマンス(ブラザーロマンス)と呼ばれるジャンルが存在しており、

男性同士の友情深い絆などのプラトニックな関係性を描写する事をメインにしているジャンルです。

 

 

そのブロマンスの対義語と言えるのではないかと思われるのが、兄弟を意味するブラザーの対義語である姉妹(シスター)の頭文字を取ったシロマンス(シスターロマンス)ではないでしょうか?

 

兄弟や姉妹などの単語が付いていますが血縁関係である必要はなく

「兄弟や姉妹同士の様な親しい関係性である」という意味合いであり、ロマンスという言葉もついていますが、実際に恋愛関係になるという事ではありません。

 

 

ブロマンスやシロマンスは

友人以上恋人未満の同性同士の関係性であると言えます

親友唯一無二のライバルなどがそうですね。

 

  • 百合(シロマンス)作品の表現のしやすさ

 

今現在多くの百合作品がありますが、恋愛まで発展するGL(ガールズラブ)とは異なり。

女性同士の強い絆であったり友情や、恋人まではいかないけど強い関係性を描写するシロマンス(シスターロマンス)の作品が多いと個人的に感じます。

 

 

何故なのか?個人的な憶測で申し訳ないですが、GL(ガールズラブ)作品を表現する際に重要となってくるのはキャラクター同士の心の描写であり。

心の描写の積み重ねが恋愛作品であるGL(ガールズラブ)の重要な要素です。

 

 

そうなりますと作品の主軸や根本にキャラクター同士の心の描写が必要となります。

例えばお互い意識していないキャラクター同士がいきなり好きになったり、いきなり付き合い始めても

 

「なんで?どこが好きなのかがわからん!」

 

状態になりますよね?

恋愛に理屈は必要ないと思いますが、作品の受け取り手である人達が納得理解できる描写がない場合、

恋愛をするキャラクターに共感する事が困難だからです。

 

 

以上の様に個人的な憶測ですが、

元々作品自体に恋愛以外の伝えたい描写がある場合に急に路線変更をしてGL(ガールズラブ)作品を表現する事は難しいと感じています。

 

恋愛関係まで表現する事が難しいとなりますと、恋愛まで発展しないけど強い関係性を表現したい場合、あくまで女性同士の友情の範囲内である

 

シロマンスが一番表現しやすいのでシロマンスの作品が多いと言えるのではないでしょうか?

 

  • まとめ 百合の中にシロマンスという言葉が入っている

 

百合と言っても100人中100人同じ価値観という訳ではないのが現状で、その中でも

 

「恋愛は見たくないけど友情が見たい」

「ガチ百合(GLの事かな?)はちょっと。。。」

 

という方に向けて、友情が主な描写であるシロマンスというジャンルがあると言えるのではないか?という記事でした。

 

何故疑問符(これですね→"?")が打ってあるのかというと、シロマンスという言葉がまったく普及していなく一般的ではないと考えているからです。

もしかしたら別の言葉が女性同士の友情や絆を意味する可能性もあるのでその時は言葉の表記を変えてお伝えできればなと思います。

 

 

今回はここまで!ここまでご覧くださりありがとうございます!それでは

 

<関連記事>

 

yuriteracy.hatenablog.com