ユリテラシーと現代

当ブログでは百合・GLについての考察や、個人的にいいな、と思った作品を紹介できればなと思います。

中身が男性でも身体が女性なら百合?TS百合ととせがらについて

どうも!ユリテラと申します。

百合界隈では定期的に話題になること、それは。

 

「この女性キャラクターは男性作者が自己投影する為に存在しているんだ!よって心は男性であり百合じゃない!」

 

などや

 

「男性が(なんらかの手段で)性転換をして女性になったとしても、心は男性でしょ」

 

と議論の対象となる

身体は女性だが心は男性だから女性同士の恋愛でも異性愛!議論について語っていこうかな、と思います!

 

 

  • 女性キャラクターなんだけど女性に見えないとは

 

沢山の百合作品やGL(ガールズラブ)作品に出会えるようになった現代、一方で女性のキャラクターなんだけど、どう見ても女性には見えないといった矛盾が可視化、見えるようになってきました。

 

 

何故女性に見えなかったり思えないのか?それは女性特有の感情やしぐさ、物事の捉え方の描写が表現できていないと言えるのではないかと思います。

 

  • 例えば

 

女性キャラクターのA子ちゃんがいます。

 

A子ちゃんは言葉使いが荒かったり、品がない表現をよく使います。

 

A子ちゃんは相手にコミュニケーションを取って共感を持つことがあまり無く、

 

物事の美しさ(花や景色などですね)や自分自身を美しく保とうとする事に興味がありません。

 

どうでしょうか?架空のキャラクターであるA子ちゃんの設定をぱっと思いつくだけ書いてみました。

女性であると認識できたり女性であると共感する所がありましたでしょうか?

 

勿論女性といっても十人十色です、様々な感性を持っていらっしゃる方もいますし男性にも女性と同じ感性を持っていらっしゃる方もいます。

しかし作品のキャラクターに女性であると認識できる描写がないと、身体と心が女性同士の恋愛や関係性を求めてる方は

 

 

「女性同士だと言えるのかな・・・?」

 

と疑問に思ってしまいます。容易にGL(ガールズラブ)作品だと断定してしまうと、FtM(身体は女性で心は男性)のキャラクターであると考えられる描写が推測できる場合

GL(ガールズラブ)の定義である女性同士の恋愛そのものの崩壊を意味するからです。 

 

  • TS百合ととせがらとは

 

TS百合とは性自認が男性で身体も男性が、

身体を女性に性転換をして、女性と恋愛する定義を持ちます。

 

とせがらも同じ定義を持つのでTS百合=とせがら です。

*ちなみにとせがらは何の略なの?という方に向けて説明すると。

とせがら(トランスセクシャルガールズラブとは

 

  •  トランス
  •  セクシャル
  •  ガールズ
  •  ラブ

 

の頭文字を取った言葉です。女性同士の恋愛を意味するGL(ガールズラブ)と同じ言葉が入っていますが、心と身体が女性同士の恋愛であるGLと違い、

元々男性が性転換をして女性になっているので、性自認が女性とならない限り

 

 

FtM(身体は女性で心は男性)と女性の恋愛である異性愛となります。

異性愛者向けの少女漫画や作品と同じですね)

 

  • まとめ GL(ガールズラブ)とはまた違うジャンルであると言えます

 

個人的には[百合]という言葉はあんまり意味を持っていないんじゃないかなと前から思っていたので「TS百合も百合!とせがらも百合!」とおっしゃる方がいてもそうなんだぐらいにしか思っていません。

 

というのも身体と心が男性でも女装してかわいく見えるなら女性と関係性を持てば百合!とおっしゃる方もいらっしゃるからです。

 

 

それも百合あれも百合、2018年現在の百合に対する考え方は上記の通りです。

以前にも書きましたが否定はしません。なぜなら百合に意味が無いと思っているからです。

百合というジャンルの中にまた細かくジャンルがあると認識しているので今回の記事だけで言えば。

 

百合ーT→GL(ガールズラブ

     └→TS百合(とせがら)

 

 

↑この様に書く事ができると思います。百合ではあるけどGL(ガールズラブ)とは違うというイメージをお伝えできれば幸いです!

今回はここまで!ここまでご覧くださりありがとうございます!それでは

 

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